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分電盤の役割と電気工事士に交換を依頼するときのポイント


分電盤から熱が出たり、異音がしたり、ブレーカーがよく落ちたりするときには、電気工事士に頼んで分電盤を交換する時期かもしれません。分電盤は各部屋で電化製品が使用できるように、必要な電気を分配しています。

分電盤に問題が発生すると、コンセントに繋いだ電化製品が壊れる原因になるので、新しいものと交換する必要があります。なお、分電盤を交換するときには、電気工事士の資格が必要なので、電気工事士に工事を依頼しなければなりません。

この記事では、分電盤を交換するときのポイントや費用について紹介します。

配電盤について

わたしたちが家や会社で使用している電気は、発電所で作られていますが、発電された電気をそのままの状態で使用できるわけではありません。

発電所では高圧の電気が作られるので、一度電気を受け取る配電盤が必要です。配電盤で受けた電気は100Vから200Vに電圧が下げられます。

それから、室内のコンセントや設備などに流されます。配電盤は、駐車場の角や屋上など、基本的には屋外に設置されており、金属製の箱に入っています。

また、配電盤が設置されているのは、会社や工場、ショッピングセンターのように大きな建物が中心で、大きな建物は、電力会社と高圧受電の契約を結んでいます。一般家庭は低圧受電の契約を結んでいるので、配電盤を設置している家はほとんどありません。

分電盤について

電気は電力会社から電線を伝って住宅に流れています。分電盤は電気を各部屋に分ける機能をもっており、電気を分ける働きをするため、分電盤といいます。

通常は廊下や玄関の天井に配置されています。分電盤の中には、漏電ブレーカーや安全ブレーカー、アンペアブレーカーが備わっています。

漏電ブレーカーについて

電気の使用でよく発生するトラブルが漏電です。絶縁体から電気が外に漏れてしまうと、感電したり、火災が起きたりする危険性があるので注意が必要です。

漏電ブレーカーは漏電を察知して、電気の流れを止めてくれます。大きな事故を未然に防いでくれます。

安全ブレーカーについて

電気は電力会社から配給されており、配線は照明用やコンセント用などに分かれています。ブレーカーの回路を1つにまとめると問題が起きにくくなります。

安全ブレーカーがあれば、最大で20アンペアに電力を抑えられるため、安全性が高まります。

アンペアブレーカー

電気の流れが過剰になったときに停止してくれるのが、アンペアブレーカーです。住宅が契約している最大のアンペア数に沿って、電力の量を抑えてくれるので、大きな事故を防いでくれます。

分電盤の寿命が来たときには電気工事士に交換してもらう

家の中にある分電盤は、時間が経つと劣化していきます。分電盤の寿命は約13年といわれており、長く使い続けると壊れて電気が使用できなくなる可能性もあります。

仮に13年が経過していなくても、見た目の異常を確認したら、電気工事士に頼んで交換してもらいましょう。

一例をあげると、分電盤が熱くなっている、変色して焦げている、おかしな音がする、表面が破損している、部屋ごとの照明の明るさが安定しない、ブレーカーが落ちやすいなどの問題が起きているときには、電気工事士に頼んで分電盤を交換するようにしましょう。

地震で止まる分電盤なら安心できる

最近人気があるのは、大きな地震に備えて電気を自動で止めてくれる分電盤です。深度5以上の揺れを察知する加速度センサーが付いているので、地震を察知すると分電盤の主幹ブレーカーを強制的に遮断してくれます。

地震の揺れがなくなったら、手動でブレーカーを上げるだけで、再び電気を使えるようになります。地震が多い日本には安心の商品です。分電盤の内側は頻繁にチェックする場所ではないので、知らないうちに問題が生じているかもしれません。

安心して生活するためにも1回、分電盤の蓋を明けて内側をチェックすると良いでしょう。

配線工事ができるのは電気工事士の資格を持つ人のみ

電柱から家の中の分電盤までは電力会社が管理しているので、配線工事ができるのは電力会社が頼んだ電気工事士だけになります。

分電盤から各部屋まではその建物の所有者が管理するので、誰が工事してもかまわないように思うかもしれませんが、工事を行うときに問題が起きる可能性があります。

接続不良や配線の不備などで発火し、火災が起こる危険性もあるので、配線工事を行うのは電気工事士に限られます。家庭の配線工事は、第二種電気工事士の資格を持っている人ならば、誰でも行えます。

しかし、大きな建物など、500キロワットを超える設備の場合には、第一種電気工事士の資格を持っていなければなりません。

本来は電球を取り換えたり、照明器具を設置したりする作業も電気工事に分類されるため、電気工事士の資格を持つ人が行うべき作業ですが、比較的安全な作業なので、軽い工事として電気工事士の資格がなくても作業できます。

そのため、ソケット式の電球を取り替えたり、シーリングを使った照明機器を設置したりなどは資格がない人でもできます。またコンセントプラグを新しくする作業も、電気工事士の資格は必要ありません。

ただ確実な作業を行わなければ漏電する危険が伴うので注意が必要です。

分電盤の工事に必要な金額の相場について

分電盤を新しくする作業は、本体をまるごと交換するケースとブレーカーの一部を交換するケースがあり、それぞれ金額が違います。分電盤本体を新しくするときには、約2万円から4万円程度が必要です。

それに加えて、新しくする作業や処分にも費用がかかり、電気工事士の出張費などを請求される場合もあるので、分電盤を交換するときには、約5万円から8万円程度の費用を準備しておくと良いでしょう。

分電盤本体の費用は、タイプによって異なるので、分電盤のタイプや大きさを前もって電気工事士に伝えてチェックすると良いでしょう。分電盤ではなくブレーカーだけを交換することも可能です。

費用の目安は、アンペアブレーカーが約3千円から7千円程度、安全ブレーカーが約4千円から1万円程度、漏電ブレーカーが約7千円から1万8千円程度です。分電盤本体を新しくするときと同様に、出張費が追加されるケースがあります。

 

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