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電気工事士が使用するタイムスイッチとはどのようなものか


 

電気設備を指定した時間帯だけ、自動的にスイッチを入れたいと思うことがあります。一例として、営業時間だけ看板の照明の電源をオンにしたり、水まきポンプを毎日決まった時間に自動で稼働したい、などの要望もあることでしょう。

 

こうした願いを叶えてくれるのがタイムスイッチです。電気設備にタイムスイッチを接続すれば、あらかじめ定めた時間になると電源が自動で入り、決められた時間になるとスイッチが自動で切れます。

 

この記事では、タイムスイッチとはどのようなのものか、種類や使用方法、電気工事士が取り付けるときの注意点を紹介しています。

 

電気工事士が取り付けるタイムスイッチとはどのようなものか

タイムスイッチとは、あらかじめ決めた時刻に自動的に製品の電源を入れるスイッチです。タイムスイッチの本体にタイマーが含まれており、電源が入るときと切れるときを決めて、毎日同じように動きます。

 

用途としては、街灯や看板の照明を、決まった時間に電源を入れたり消したり出来ます。なおタイムスイッチと同じような用途で使用されるものに、タイマースイッチがありますが、その動作や使い道は大きく異なります。

 

タイムスイッチは、決められた時間に動く仕組みで、例えば朝8時に起動するなど時刻を定めて動かします。夕方6時に照明のスイッチを入れて、夜10時に消すなどの設定が出来ます。一方でタイマースイッチは、決めた時間で動きます。

 

例えば10分後にスイッチを入れるなどの動作が可能で、利用者が自分でトイレの照明のスイッチを入れてから、5分後に自動で消すなどの動作が可能になります。

 

電気工事士が使用するタイムスイッチとは豊富な種類がある

タイムスイッチにはいろいろな種類があるので、電気工事士は用途に応じて使い分けることが出来ます。

 

ボックス形のタイムスイッチとは

ボックス型は、照明の電源を直接コントロールするときに使うため、電気工事士にとっては使用する頻度の高いタイムスイッチです。回路の外側のボックスに配線を通して取り付けることが多いようです。

 

盤組込形のタイムスイッチとは

盤組込形は盤に組み込むように作られたタイムスイッチで、サイズが決まっていて、メーカーごとに大きさの違いがあります。そのため、盤内を新しくするときに他メーカーの製品と取り替えることが可能です。

 

工場で盤が作られた段階で組み込まれているため、電気工事士が直に触れる機会は少ないです。

 

パネル取り付け形のタイムスイッチとは

パネル取り付け形のタイムスイッチは、盤の表に埋め込まれる形状になっており、盤を開かずとも状態をチェックすることが特徴です。この製品も盤を製作するときに組み込むものなので、電気工事士が直に触ることは少ないです。

 

タイムスイッチと設定時間について

タイムスイッチとは、24時間同じ動作をするように作られています。しかし近年では、稼働する曜日を変更できる製品など、より状況に応じた対応ができるようになっています。

 

24時間式のタイムスイッチ

24時間式のタイムスイッチは、一番ポピュラーな製品です。一日24時間同じ動作を繰り返します。

 

週間式のタイムスイッチ

週間式のタイムスイッチは、24時間の動作に加えて、曜日の設定もできる製品です。特定の曜日だけ起動させたり、指定した日だけ起動させない設定も可能です。一週間同じ動作を繰り返すように設定することも可能です。

 

年間式のタイムスイッチ

年間式のタイムスイッチは、週間式の機能に加えて、前もって決めた月日に稼働することが可能です。そのため、祝日や連休の日など、一年で特定の日だけスイッチを入れないなどの設定が可能です。

 

ソーラータイムスイッチ

ソーラータイムスイッチは、日の出と日の入の時間を覚えられる製品です。店舗の看板照明や外側の照明は、暗くなったらスイッチを入れ、営業時間が終わったらスイッチが切れると便利です。

 

この動作をするために、以前はタイムスイッチと自動点滅器を組み合わせて使用しなければなりませんでした。自動点滅器で暗さをはかって、暗くなったらスイッチを入れ、タイムスイッチで設定した時間にスイッチを切るという仕組みでした。

 

しかし、ソーラータイムスイッチは、日の出と日の入の時間を覚えているので、これ一台で利用者が求めている作業が自動でできるようになります。

 

雨の日など日中暗いときに、照明を使いたくても対応できないというデメリットもあります。

 

電気工事士がタイムスイッチを取り付けるときの注意点

タイムスイッチを取り付ける前に、電気工事士が理解しておくべき注意点があります。

 

停電すると時間が狂う

通常のタイムスイッチは、店舗の電源に配線を接続して動いています。そのため、店側が停電してしまうとタイムスイッチも動かなくなり、時計が止まってしまいます。

 

あとから電気が通電すると、スイッチが止まった時刻から動き始めるので、正式な時刻との相違が生まれます。そのため店舗が停電したときは、電気工事士が手動で時刻を合わせる必要が生じます。

 

もし停電して時間が狂うことが心配なら、停電対策を施したタイムスイッチを買うことをおすすめします。

 

停電対策を施したタイムスイッチには、バッテリーを内蔵しているため、たとえ電気が止まっても時間が狂うことはありません。

 

同じ回路を使うか別の回路を使うか

電気工事士がタイムスイッチを取り付けるときに、注意するポイントとして回路が挙げられます。タイムスイッチには、同じ回路を使う商品と別の回路を使う製品の二種類に分けられます。

 

同じ回路を使う製品は、タイムスイッチの電源電圧と、コントロールしたい電源電圧が同じ場合に使用すると良いでしょう。一方別の回路を使う製品は、タイムスイッチの電源電圧と、コントロールしたい電源電圧が異なる場面で使用することができます。

 

また別の回路を使うタイムスイッチであっても、配線の方法を換えることにより、同じ回路を使うタイムスイッチのように使用できます。

 

しかし同じ回路を使う製品を別の回路を使うタイムスイッチのように使用することは出来ないので、電気工事士が取り付ける前に注意しなければなりません。

 

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